Last update : 2025.02.28

学術情報

肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント
(策定:2023年11月25日)

日本肥満学会は、肥満症治療薬である持続性GLP-1受容体作動薬セマグルチド(商品名ウゴービ®皮下注)が2023年11月22日に薬価収載されたこととあわせて、「肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント」を策定し、ここに公開いたします。

 肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント

肥満症診療ガイドライン2022のエッセンスをまとめた英文論文
(2023年12月20日公開)

肥満症診療ガイドライン2022のエッセンスをまとめた英文論文がEndocrine Journalで公開されました。肥満症診療ガイドライン2022の内容を引用の必要がある場合、本論文の引用をご検討ください。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/endocrj/advpub/0/advpub_EJ23-0593/_article/-char/ja

上記に関するAuthor correctionは以下URLで公開されています。

https://doi.org/10.1507/endocrj.EJ71-6_AuthorCorrection

肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント
(GLP-1 受容体作動薬発売に関して)
(策定:2024年2月22日)

肥満症治療薬の安全・適正使用に関するステートメント(策定:2023年11月25日)にて、提言した通り、本剤の発売にあたっては、肥満症治療薬として、適応となる疾患である肥満症に対する十分な理解のもと、安全・適正に使用されることが望まれる。特に、本剤は健康障害を伴わない(したがって肥満症とは診断されない)肥満に用いるべきではなく、また低体重や普通体重など適応外の体重者に対し美容・痩身・ダイエット等の目的で用いる薬剤ではない点には、十分留意すべきである。

この点において、ノボ ノルディスク社は、厚生労働省が策定した「肥満症の効能又は効果を有するセマグルチド(遺伝子組換え)製剤に係る最適使用推進ガイドライン」を満たす施設における本剤導入を発表し、さらに、日本における肥満症疾患の薬物治療のモデルケースの確立を念頭に、監督当局・医療従事者・医薬品卸売販売業者と協力していく所存を表明し、発表した。(週1回皮下投与のGLP-1受容体作動薬「ウゴービ®皮下注」〔一般名:セマグルチド(遺伝子組換え)〕発売のお知らせ)のリンク

本学会としても、適正使用推進を支援する手段として、同社の上記方針を了承するものである。

日本肥満学会・ノボ ノルディスク ファーマ研究助成金選考結果報告

2024年度第4回日本肥満学会・ノボ ノルディスク ファーマ研究助成選考結果報告

2023年度第3回日本肥満学会・ノボ ノルディスク ファーマ研究助成選考結果報告

2022年度第2回日本肥満学会・ノボ ノルディスク ファーマ研究助成選考結果報告

2021年度第1回日本肥満学会・ノボ ノルディスク ファーマ研究助成選考結果報告

2型糖尿病発症予防を目的としたデジタル技術によるヘルスケアサービスに関する指針
(公開:2025年2月28日)

日本糖尿病学会、日本肥満学会、日本医療情報学会が協力して、「2 型糖尿病の発症予防を目指すヘルスケアサービスの適正評価確立のための研究(研究開発代表 綿田裕孝)」を実施し、科学的なエビデンスに基づくヘルスケアサービスの社会実装を促進する基盤として指針を策定し、ここに公開いたします。

 2型糖尿病発症予防を目的としたデジタル技術によるヘルスケアサービスに関する指針(本稿)

 2型糖尿病発症予防を目的としたデジタル技術によるヘルスケアサービスに関する指針(サマリー版)

サマリー版は医療従事者ではなく健康経営企業、健康保険組合、自治体、一般生活者、患者などの方にも理解できるように平易な言葉でまとめています。指針の具体的な内容や指針の決定に関する詳細は、指針の本稿を参照してください。