Last update : 2023.12.01

刊行物


▼肥満症診療ガイドライン2022
▼肥満・肥満症の生活習慣改善指導ハンドブック2022
▼小児肥満症診療ガイドライン2017

肥満症診療ガイドライン2022

日本肥満学会は 2022年12月2日(金)に「肥満症診療ガイドライン2022」を発刊いたしました。発刊時より序章及び第1章をオンラインで公開しておりましたが、2023年4月より全文を公開し、HP上で閲覧できるようにいたしました。

日本肥満学会は2000年に医療を必要とする肥満である「肥満症」の概念を提唱し、以後、この概念に沿った診療を推奨してきました。今回、6年ぶりにガイドラインを改訂し「肥満症診療ガイドライン2022」を発刊します。

肥満の外科治療(減量・代謝改善手術)が普及し、肥満症治療薬の臨床開発が進むなど、我が国の肥満症診療は大きな変化を遂げつつあります。「肥満症診療ガイドライン2022」は、治療や学問の進歩に対応すべく、最新の知見を取り入れ改訂されました。また、スティグマ解消を含め、肥満症を持つ人の福祉の向上のために肥満学会が目指す社会的な取り組みなどにも触れています。「肥満症診療ガイドライン2022」の発刊を機に、肥満症の現況と診療の進歩が社会的に広く認知されることを期待しています。

日本肥満学会 肥満症診療ガイドライン作成委員会
委員長 小川 渉


【肥満症診療ガイドライン2022】
ISBN 978-4-89775-458-1 C3047
定価:3,520円(本体3,200円+税10%)
編集:日本肥満学会
発行:ライフサイエンス出版
A4変形判 184頁 表紙4色・本文2色刷

購入ご希望の方はお近くの書店、ネット書店またはライフサイエンス出版までお申込みください。
電話:03-6275-1522  FAX:03-6275-1527

記載に誤りがありましたので、お詫びのうえ『正誤表』の通り訂正いたします。(2023.5.10 更新)
※現在学会ウェブサイトで公開中のPDFでは、すべて修正されています
■執筆者一覧(PDF)
■序文(PDF)
■肥満症診療ガイドライン2022の作成方法(PDF)
■目次、略語一覧(PDF)
■第1章(PDF)
■第2章(PDF)
■第3章(PDF)
■第4章(PDF)
■第5章(PDF)
■第6章(PDF)
■第7章(PDF)
■第8章(PDF)
■第9章-1(PDF)
■第9章-2(PDF)
■第10章(PDF)
■第11章(PDF)
■目次
第1章 肥満症治療と日本肥満学会が目指すもの
  1. 肥満症の概念と診断・治療
  2. 肥満症治療の目的と,日本肥満学会が目指すもの
第2章 肥満の判定と肥満症の診断基準
  1. 肥満の判定
  2. 肥満症の診断
    1 肥満症
    2 高度肥満症
  3. 肥満,肥満症,内臓脂肪型肥満の評価法
  4. 二次性肥満の判定と評価
第3章 メタボリックシンドローム
  1. メタボリックシンドロームの概念と診断基準
  2. メタボリックシンドロームにおける内臓脂肪
    (蓄積)の重要性
第4章 肥満,肥満症の疫学
  1. 肥満の状況:国民健康・栄養調査/国際比較
  2. 肥満・肥満症の要因(成因)
    1 食生活
    2 飲酒
    3 身体活動
    4 睡眠
    5 喫煙と禁煙
    6 心理社会的・社会経済的要因
    7 職業要因
    8 性ホルモン,加齢
    9 胎児期および出生後の栄養状態
  3. 肥満の健康障害への影響
    1 高血圧
    2 脂質異常症
    3 2型糖尿病
    4 その他の疾患
  4. 肥満,肥満症を対象とした生活習慣介入研究
第5章 肥満症の治療と管理
  1. 治療目標
  2. 食事療法
  3. 運動療法
  4. 行動療法
  5. 薬物療法
  6. 外科療法
第6章 高度肥満症
  1. 高度肥満症とその臨床的意義
  2. 高度肥満症の治療・管理の留意点
    1高度肥満症の治療目標
    2高度肥満症の治療
    3高度肥満症患者の心理社会的な問題

第7章 小児の肥満と肥満症
  1. 小児肥満の判定法
  2. 小児肥満症や小児期メタボリックシンドロームの診断
  3. 小児肥満症の治療
  4. 小児肥満症診療ガイドラインの活用
第8章 高齢者の肥満と肥満症
  1. 診断・疫学
  2. 病態
  3. 治療
  4. サルコペニア肥満
第9章 肥満症に合併する疾患の疫学・成因・予防・治療
  1. 肥満症の診断に必要な健康障害
    1 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
    2 脂質異常症
    3 高血圧
    4 高尿酸血症・痛風
    5 冠動脈疾患
    6 脳梗塞・一過性脳虚血発作
    7 非アルコール性脂肪性肝疾患
    8 女性の肥満
    9 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
    10 変形性膝関節症
    11 肥満関連腎臓病
  2. 肥満症の診断には含めないが,肥満に関連する健康障害
    1 悪性疾患
    2 胆石症
    3 静脈血栓症・肺塞栓症
    4 気管支喘息
    5 皮膚疾患
    6 男性不妊
    7 胃食道逆流症
    8 精神疾患
第10章 肥満・肥満症の予防,保健指導
  1. 肥満・肥満症のスクリーニング
  2. 肥満・肥満症に対する効果的な保健指導の理論と方法
  3. 保健指導で必要となる生活習慣と減量効果のエビデンス
第11章 肥満症治療薬の適応および評価基準

肥満・肥満症の生活習慣改善指導ハンドブック2022

日本肥満学会は2013年に刊行された初版「生活習慣病改善指導士ハンドブック」を9年ぶりに改訂し、12月2日(金)に「肥満・肥満症の生活習慣改善指導ハンドブック2022」を発刊します。

本書が類書にない特徴は、保健指導の原点である「肥満症とはどのような病態か、なぜ機能障害や重症になるのか」などの解説を、対象者がイメージし理解できるよう、肥満症とそれに伴う健康障害との関連で領域横断的・包括的にまとめた点です。肥満・肥満症の生活習慣改善指導は、生活習慣病のスクリーニング・介入という予防医学から、健康障害や高度肥満の治療に至るまで、広く提供されています。生活習慣改善指導の専門家として日本肥満学会が認定する肥満症生活習慣改善指導士にとどまらず、すべての保健指導の現場で本書が活用され、健康障害の予防を介して国民の健康寿命の延伸に貢献するよう期待しています。
 
日本肥満学会 肥満症生活習慣改善指導士カリキュラム委員会
委員長 野口 緑


【肥満・肥満症の生活習慣改善指導ハンドブック2022】
ISBN 978-4-89775-444-4 C3047
定価:3,300円(本体3,000円+税10%)
編集:日本肥満学会
発行:ライフサイエンス出版
B5判 142頁 表紙4色・本文2色刷

購入ご希望の方は、日本肥満学会事務局までお申込みください。
E-mail:info@jasso.or.jp TEL:06-6978-8760
ネット書店またはライフサイエンス出版でもご購入いただけます。

記載に誤りがありましたので、お詫びのうえ『正誤表』の通り訂正いたします。(2023.6.15 更新)
■目次
1 章 生活習慣病と肥満症生活習慣改善指導士(旧 生活習慣病改善指導士)
2 章 肥満症総論
  1. 肥満,肥満症とは
  2. 高度肥満,高度肥満症とは
  3. 小児肥満,小児肥満症とは
3 章 肥満症と動脈硬化
  1. 肥満と生活習慣病,動脈硬化性疾患に至る病態
  2. 動脈硬化性疾患の予防と肥満症対策
  3. 動脈硬化を診断する検査
4 章 肥満症各論
  1. 2型糖尿病,耐糖能異常
  2. 脂質異常症
  3. 高血圧
  4. 高尿酸血症
  5. 冠動脈疾患
  6. 脳卒中
  7. 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
  8. 月経異常
  9. 妊婦と肥満
  10. 睡眠時無呼吸症候群(SAS),肥満低換気症候群(OHS)
  11. 運動器疾患
  12. 肥満関連腎臓病
  13. 肥満に関連するその他の疾患
  14. 肥満と食行動異常
5 章 肥満症・メタボリックシンドローム対策
  1. 保健指導の考え方
  2. 健診制度の意義
  3. 職域の健診・保健指導

小児肥満症診療ガイドライン2017


このガイドラインの目的は、幼児期以降に急増する肥満及び肥満症の予防と治療である。 このため6歳以上18歳未満の児童生徒を対象としている。
小児の肥満の判定は成長期にあるため成人のそれとは異なり、体格指数として男女別年齢別身長別の標準体重から算出される肥満度が用いられる。
肥満度の基準に照らして選んだ児童生徒について、適正な体重管理を勧めることになる。
小児肥満症は、いくつかの疾患を合併するが、極端な減量は成長を阻害する恐れがある。
このため身長の伸びを期待し、肥満度を減らすことで、内臓脂肪が減り、合併疾患は改善する。 食事、運動、行動療法を駆使して治療を進める。
本書は、小児肥満症診療、指導のテキストとして、医師だけでなく、看護師、保健師、管理栄養士、養護教諭、栄養教諭などの方々にも日常診療、保健指導、健康管理で使っていただけるように配慮されておりますので、是非、ご活用下さい。  
日本肥満学会小児肥満症診療ガイドライン作成委員会
委員長 岡田 知雄


【小児肥満症診療ガイドライン2017】
価格 1冊 2,420円(税込)/A4変形判/ 84頁
ISBN: 978-4-89775-358-4 C-3047

購入ご希望の方はお近くの書店またはライフサイエンス出版までにお申込みください。
電話:03-6275-1522  FAX:03-6275-7734
■序文(PDF)
■巻頭図表  【表A】 【表B】 【表C】 【表D】 【表E】 【図A】 【図B】
■巻末資料  【資1】 【資2】
■目次
第1章 小児肥満症診療ガイドライン2017の目的
第2章 小児肥満の判定と小児肥満症の診断基準
  1. 小児肥満の判定
  2. 小児肥満症の診断
  3. 小児期メタボリックシンドローム(MetS)の診断
  4. 小児肥満症に関連する病態
第3章 小児肥満の要因と小児肥満症の疫学
  1. 小児肥満の要因
  2. 小児肥満に伴う健康障害
  3. 日本人の肥満小児の頻度
  4. 日本人の肥満小児の現状
  5. 長期予後
第4章 小児肥満症に関連する健康障害
  1. 高血圧
  2. 呼吸障害
  3. 2型糖尿病
  4. 内臓脂肪型肥満
  5. 早期動脈硬化
  6. 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
  7. 脂質異常症
  8. 高尿酸血症
  9. 運動器疾患・運動器機能障害
  10. 黒色表皮症、月経異常、腎障害など
  11. 精神的・心理社会的問題(不登校、いじめなど)

第5章 発達障害・染色体異常を伴う肥満小児
  1. 発達障害
  2. 染色体異常
第6章 小児肥満症の治療
  1. 治療目標
  2. 食事療法
  3. 運動療法
  4. 行動療法
第7章 小児期からの肥満予防
  1. 生活リズム
  2. 栄養
  3. 身体活動
第8章 小児肥満・小児肥満症の予防医学
  1. DOHaDの将来と肥満
  2. 学校での予防対策
  3. 地域での予報対策
第9章 小児から成人への肥満症診療の移行